COMPANYTANK カンパニータンク 2012年7月号
●患者さんのための歯科医院です●
秩父臨床デンタルクリニック・マックデンタルオフィス秩父
楽しいイメージを創造し"通いたくなる"歯科医院へ
辺見: 窓の外を見ると、秩父の山並みがとても美しく、ここが歯医者さんだということを忘れてしまいそうです。
栗原: ありがとうございます。秩父は私が生まれ育った地域でして、2006年に秩父臨床デンタルクリニックを開院し、2011年の夏には付属病院としてマックデンタルオフィス秩父も開院しました。 本院では主に虫歯治療などの痛みを伴う治療を。 マックデンタルオフィス秩父では痛みゼロの、歯を定期的に持たせるこちを考えた歯科治療、インプラント治療後のメンテナンス治療を行っています。 口腔内に限らず、全身疾患による噛み合わせの変化やそれに伴う肩こり、頭痛などにも対応した治療も展開しています。
辺見: 医院の方針を聞かせてください。
栗原: 当院のコンセプトは「患者さんに笑顔になって頂く」こと。 患者さんが「行きたくなる」「治療されたい」と思える歯科医院を目指しています。 私が普段スタッフを注意することはほとんどありませんが、笑顔を絶やさないようにということは指導しています。
辺見: 歯科医院へ通うことに二の足を踏んでしまう人も、通いやすそうです。 インプラントなどの最新の治療にも対応してくださるそうですね。
栗原: 当院が高度治療を展開しているのは、通ってくださる馴染みの患者さんの喜ぶ顔が見たいから。 昨今は、保険外の高額な治療のみを専門に行う歯科医院も増えてきましたが、そういった目的のみの治療はお断りすることもあります。 大切なことは、歯が健康な状態でいられるよう、長いスパンでケアすることですからね。 医療をビジネスとして捉え損得を最優先してはならないと思っています。
辺見: 報酬はあくまで後から付いてくるものだと。 とこで海外では、予防歯科が進んでいると聞きます。
栗原: 日本の歯科は先進国のなかでは遅れています。「痛くなってから歯医者に行く」という考えもそうですし、ある程度の年齢以上の方が持つ、矯正や人前でり歯磨きが恥ずかしいといった考えからも分かります。 私はその考え方の部分から変えていきたい。 そして、歯科の先進国で実現している80歳になっても20本の歯が残っている8020(ハチマルニイマル)という目標を、まずは当院に通ってくださる患者さんから達成していきたいと考えています。
辺見: 達成するには、何が必要だとお考えですか。
栗原: 歯科医院に通うことや歯のケアを行うことが"楽しい"と感じることが必要でしょう。 そのためにはスタッフの力も必要になりますから、30名ほどいる当院のスタッフとは2年に一度は研修旅行で海外に出かけ、技術以上に心が豊かであることの大切さを伝えています。 そしていずれ、当院での事例がケーススタディとなり、日本全国に波及し楽しい医院が日本にできればと願っています。